中古でハイブランドを買うのはダサい?実はその価値観ってもう古い!中古がおすすめな理由を解説

イヴ・サンローランの赤いバッグ

みなさんは「中古品」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?汚い・ダサい・臭いなど…悪いイメージや怖いイメージがある方は少なくないでしょう。

ましてや「ハイブランドの中古品」となれば、無理してまで高級品であるハイブランドを買おうとしている感じが余計にダサい!と思う方もいるかもしれません。実際、「ハイブランド 中古」と検索すると、その次の候補の言葉として「ダサい」と出てきたりします。検索している人が多いということですね。

でも、その価値観はもう古いかもしれません。憧れのあの人が持っているハイブランドアイテムも、実は中古かも?今回はみなさんに、中古という選択肢をおすすめする理由を解説していきます。

中古のブランド品がダサいと言われてきた理由

中古のブランド品を買うことに対する「ダサい」という否定的な偏見が存在しますが、その背景にある理由を見てみましょう。

見栄っ張りだと思われる

ブランド品は高級品なので、定価で買おうとするとすごく高いですよね。でも中古だと、定価よりも安く買えることがほとんどです。本当は定価で新品が欲しいけど、買えないから中古で…と考える人も多いでしょう。

そのため、中古のブランド品を買う人=「本来なら手に入れられないものを無理して手に入れようとする見栄っ張り」と思う人もいるようです。

偽物(コピー品)のイメージがある

中古のブランド品を買う際の懸念として、偽物(コピー品)の存在があります。昨今は「スーパーコピー」と言われる、極めて本物に近い偽物まで出回っています。本物だと思って買ったものが実は偽物だった…なんてことが起きたら、本物がわかる人にとってみればダサいと感じるかもしれませんね。

状態が悪いものというイメージがある

中古品とひとことで言ってもその中身は様々です。封を開けていないような新品のものでも、一度人の手に渡ったものは「新古品」と呼ばれる中古品になります。実際には新古品のような綺麗なものもたくさん存在しますが、中古品と聞いて最初に想像するのはやはり使用感のある状態。

いくらブランド品だと言っても、それがボロボロの状態だったらどう思いますか?安いからという理由で状態の悪いブランド品を買って使っているなら、ちょっとダサいなと思ってしまうのもおかしくないですよね。

中古=ダサいはもう古い!オシャレな人がいま中古を取り入れ始めている理由

時代は令和となり、様々な新しい価値観が生まれてきています。その中の一つとして中古品の魅力に気づく人々が増え、新しいファッション文化が広がってきています。その背景には様々な理由があります。

世界的なサステナブル意識の高まり

世界中で環境問題への意識が高まる中、ファッション業界でも持続可能(サステナブル)なファッションへの関心が高まっています。ファッション業界の問題として、衣類の製造工程での汚染水や温室効果ガスの排出・在庫の大量廃棄・発展途上国での労働環境問題などが挙げられますが、これらの問題を改善・解決すべく、2019年の主要7ヵ国首脳会議にてファッション業界における環境負担減を目的とする「ファッション協定」が発表されました。 この協定には世界的に有名なハイブランドやファストファッションブランドも署名しています。世界的な著名人たちが公の場でリユース(中古)ファッションを身に纏ったことも話題となりました。

このような世の中の流れに対して、最先端なオシャレさんたちはいち早く情報をキャッチして実践している様子。日常に取り入れられるサステナブルファッションとして、リユースを利用する方が増えてきています。リユースは新品の商品を買うよりも環境や社会への影響が少なく、中古品や古着のショッピングを楽しむだけでも環境負荷の削減に貢献することができるのです。

人と被らないアイテムが手に入る

中古のアイテムを選ぶことで、一般的なトレンドとは一線を画すような人と被らないアイテムが手に入る可能性があります。ヴィンテージ品、すでに廃盤・完売になったもの、人気でなかなか手に入らないものなど…普通だとなかなか出会えないレアアイテムも、中古なら見つかるかもしれません。オシャレさんたちはこの利点を活用して他の人と被らないユニークなアイテムを取り入れ、個性的なスタイルを確立しています。

新しい価値観「プレラブド」の登場

中古品を指す「プレラブド(Pre-Loved)」という言葉が世界的に広まり、中古アイテムへのポジティブな見方が広まっています。プレ(pre)は「前に、以前に」、ラブド(loved)は「愛された」という意味。これらを合わせることで「以前の持ち主に愛されていたもの」という意味合いが含まれる言葉になります。同じ中古品でも、受け取る印象や雰囲気がガラッと変わりますよね。古いものを大切にしながら新たな価値を見出すカルチャーが中古ファッションをより一層魅力的にさせており、世界中のオシャレさんたちを惹きつけているのです。

中古でハイブランドを買うメリット

中古でハイブランドを買うことにはメリットも実はたくさん。価格面だけではなく、他にも多くの魅力的なポイントがあります。

コスパが良い

まずはなんと言ってもコスパの良さでしょう。新品の定価に比べて中古の価格が安いことはみなさんもよくご存知だと思います。特にハイブランドのような高品質だけど定価ではなかなか手が出せないアイテムは、中古で買ったとしても長く使えるので非常にコスパが良いです。

直営店にはないアイテムが見つかる

中古ショップは品揃えの縛りや販売制限などが特にないので、いつでも誰でもバラエティ豊かな商品を見ることができます。エルメスやロレックスなどでは、人気の商品がずっと品薄状態になっていたり、優良顧客にならないと見せてもらえないこともあります。エルメスのバッグ「バーキン」などがその代表ですが、中古ショップではバーキンをたくさん取り扱っている店舗も多く存在していて、気に入った商品があればすぐに購入することができます。

レアアイテムに出会える

ヴィンテージ品・限定品・生産終了品など、直営店ではもう二度と販売されないような珍しいアイテムも手に入れるチャンスがあります。特にハイブランドのヴィンテージやレアアイテムは、ものによっては価値が上がり続けているものも。持っているだけで資産になるのでコレクションする価値もありますね。自分だけの特別な一品を見つけることができるでしょう。

無金利ショッピングローンが使える

これも中古ショップならではですが、無金利ショッピングローンを使えるところが多いので無理なく分割払いすることが可能です。多いところだと最大60回払いまで無金利なショップも!まとまったお金がなくてもハイブランドアイテムを手に入れることができるのです。これはなかなか嬉しいですよね。

注意も必要!中古のデメリット

ハイブランドを中古で買うメリットをご紹介しましたが、注意が必要な面もあります。デメリットもしっかり知ることで、適切な判断ができるようにしましょう。

偽物(コピー品)には気をつけて

中古のブランド品を買う上で避けては通れないのが偽物(コピー品)の存在。年々精巧な偽物が出回るようになってきており、見抜くことがますます難しくなっています。そんな中でも正規品を手に入れるためには、信頼のあるショップを選ぶことが最も重要です。専門家やプロがしっかりと商品を鑑定しているショップを選ぶようにしましょう。

状態が悪いものもある

特に通販サイトで中古品を買う場合に注意したいのが商品の状態について。届いてみたら思っていたよりもボロボロでショック…なんてことが起きないように、画像や商品説明を必ずチェックするようにしましょう。

通販サイトで掲載されている商品を近くの店舗に取り寄せて実物を見ることができるショップもあります。これだと失敗もないので、取り寄せサービスが提供されている場合はぜひ利用することをおすすめします!

中古ショップでは商品の状態によってランクをつけている場合が多いですが、これはショップによって多少基準が異なります。厳しめにランク付けをしているショップなら購入後の失敗を減らすことができます。基準が厳しめかどうかは口コミに書かれていることが多いので、必ず確認するようにしましょう。

直営店のアフターサービスを利用できない場合がある

前に使っていた方が直営店以外の場所でお直ししていた場合、直営店のアフターサービスを受けられない可能性があります。ブランドによってはそもそも中古ショップで購入した商品はアフターサービスを受け付けないというところも。アフターサービスについての規定はブランドによって異なるので、検討している方は事前に確認しておくようにしましょう。商品がお直しされているかどうかをしっかり商品説明に記載しているショップを選ぶことも大切ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?結論、中古でハイブランドを買うのは、今はもうダサくないんです!そもそもファッションというのは自由です。周りの目は気にせず、自分らしいファッションを楽しんでくださいね。

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